liberty fabrics
LIBERTY FABRICS

進化し続けるリバティの遺産 ーー リバティ・ファブリックス「タナローン」

Liberty Japan Co., LTD.

1920年代、英国リバティ社のバイヤー、ウィリアム・ヘイズ・ドレルは、旅で訪れた東部アフリカ、エチオピアのタナ湖周辺で、イマジネーションをかきたてる、非常に珍しいコットン繊維を見つけました。シルクのようなその綿糸は、イギリスに戻るとすぐに艶やかな布地に織られ、色鮮やかなインクを用いたスクリーンプリント(*1)が施されました。こうして、ファブリック産業の歴史を永遠に塗り替えるほどの画期的なファブリック、「タナローン」が誕生したのです。
*1:スクリーンプリント…版画の1種で、最も一般的な印刷の方法。

タナローンは約100年もの長きにわたり、英国リバティ社の遺産の中でも格別の存在として、広く世に知られてきました。現在も英国リバティ社のファブリックは、ビスポーク製造 ーー 英国リバティ社のデザインチームによる手描きのデザイン、イタリア、コモ湖の畔にある自社印刷工場で施されるスクリーンプリント、そして150以上もの様々なデザイン製作を監修する、熟練技術者の厳密で細やかなケア ーー によって生み出されています。

タナローンとは?
リバティ社のタナローンは、「超長綿」と呼ばれる希少価値の高い高級綿を用い、横糸に100番手(*2)、縦糸に70番手を使用した、他には例を見ないファブリック。この高級感と品質の高さが、タナローンをリバティ社のアイコニックな存在へと昇華させました。そんなタナローンは、布地に織られてから、様々な工程を経て、完成形へと導かれます。その工程のひとつが、綿繊維を膨潤させることで、滑らかな手触りとシルクのような光沢感を引き出し、布の形状を安定させる、マーセライズ加工。この加工により、ロータリースクリーンプリント(*3)や最新のデジタルプリント技術による染色性も向上。タナローンの美しい発色や鮮やかなプリントを支える重要なプロセスと言えます。
*2…糸の太さの目安を表す単位。数字が大きいほど細く、数字が小さいほど太い。
*3…円柱状の型を回転させて捺染するプリント方法。柄に切れ目が出来ないため、「ストライプ柄」などの連続柄に適している。

未来のファブリックとして
タナローンのビスポークプロセスは、100年以上もの間、英国リバティ社の専門家による改良が幾度となく繰り返され、ファブリックを着実に向上させてきました。このプロセスがもたらす徹底した品質管理によって、タナローンは、繊細で美しく、抜群の手触りと耐久性を備え、英国リバティ社のアーカイブプリントを鮮やかに再現する、ファブリックテクノロジーの傑作へと成長したのです。今もなお、絶え間ない進化の只中にいるタナローン ーー さらなる改良と新技術と共に、これからも発展を続けていきます。


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text: Madoka Koizumi