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英国リバティ社がマティ・ボヴァンとの初のコラボレーションを実現

Liberty Japan Co., LTD.

ロンドン芸術大学(UAL)のセントラル・セント・マーチンズを2015年に卒業した、イングランド北部ヨーク出身のマティ・ボヴァン。卒業制作展で高い評価を得た彼は、素材を切りっぱなしにしたり、ほつれた状態で取り入れる”ローエッジ”と呼ばれるデザインや、表情豊かな立体感のあるニットで注目を集める新人デザイナーです。

英国リバティ社は2019年秋冬コレクションにて、マティ・ボヴァンとの初のコラボレーションを実現しました。マティはリバティ・ファブリックスを独自の視点で解釈。厳選したファブリックスにひねりを加え、大胆かつ独創的な作品を見事に完成させました。ロンドン・ファッション・ウィークのショーを終えたばかりのマティが、今回のリバティ・ファブリックスとのクリエーションについて語ってくれました。

リバティ・ファブリックスへの想い

僕は小さい頃、家にあったヴィンテージのリバティプリントを見て育ちました。そしてすっかり魅了されてしまったのです。リバティプリントのディテールや色合いは唯一無二だと思います。リバティプリントはどことなくロマンティックなノスタルジーを感じさせますが、同時に未来のファッションやインテリア、アートにおける重要な役割を常に担う存在でもあります。僕はリバティ・ファブリックスの歴史を未来に繋げたいと思っています。イギリス国民がウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動をすぐさま思い浮かべるような作品をつくりたいのです。今回のコレクションでウィリアム・モリスの「ストロベリー・シーフ(Strawberry Thief)」を素材のひとつとして使ったのも、そのような理由からでした。

コレクションに使ったファブリックについて

「フェリックス・アンド・イザベル(Felix and Isabelle)」や「テッサ(Tessa)」といった世界的に有名なリバティ・ファブリックスのクラシックなペイズリー柄を、斬新かつワクワクする方法で発表できたことは、とてもエキサイティングなことでした。小さい頃、僕はよくリバティ・ファブリックスのサンプルやはぎれを、ロンドンのリバティ百貨店やイギリスの至る所から集めたものです。

リバティ・ファブリックスの色使いからは学ぶことがたくさんあります。特に「キアラ(Ciara)」という僕の作品は、リバティ・ファブリックスの配色テクニックから多くのインスピレーションを得ました。ふたつの色をふんだんに使った鮮やかな配色は、まるで熱を帯びた真夏の夜へと僕たちを誘うよう。

チャンスを掴んで

僕はリバティ・ファブリックスから多大な影響を受けて育ちました。キャリアにおいても同じことが言えます。自分の創作にリバティ・ファブリックスを取り入れることができる日を、ずっと待ち望んでいました。そんな憧れのリバティ社と今回コラボレーションできたことを、心から光栄に思います。

Text:Madoka Koizumi