liberty fabrics

Garden of Temptaion AUTUMN WINTER 2017

Liberty Japan Co., LTD.

「ガーデン・オブ・テンプテーション(誘惑の園)」は、二つの相反する側面をもつ、美味でありながらも、堕落を招く、食べ物の世界を探求します。健康的な自然の恵みから、魔の甘い誘惑までを通し、摂生と不摂生、自制と暴食、善と悪の複雑な関係を対比させたコレクションです。

この二つの間の葛藤に現れる、美や誘惑、欲望、弱い人間性などを求めて、今回の放縦から終焉までの旅が始まります。

今回のコレクションはヒエロニムス・ボスの作品をヒントにして、豊かなルネサンスの感性を盛り込んだおとぎの国の祝宴をテーマにしたものです。地上の喜びを称える一方で、シュールな雰囲気の歪んだ魅力やダークなユーモアを秘めたコレクションです。

それは、禁断の果実や地上の快楽を豊潤で豪華な色彩で描いた祝宴です。蝶の羽根や露に濡れたベリーのような、くすんだソフトで魅惑的な色彩から、珍しいアーティチョークの花や瑞々しい無花果の色彩までを駆使してたどる、食欲をそそる食べ物の旅です。

DARK AND DELICIOUS(ダーク・アンド・デリシャス)

甘美なデザインの本質に不可欠ともいえる「再生」や「復活」のテーマは、イタリア・ルネサンスから借用した、イタリア・ルネサンスが象徴するものです。
春の復活を喜び、大地の豊穣と成長を喚起するボッティチェリの「プリマヴェーラ(春)」が、退廃的で豊かなデザインに着目する原点となりました。

PECHE NOUVEAU(ペッシュ・ヌーボー)

アーカイブ柄をヒントにした柄の好見本ともいえるもので、桃や洋ナシが垂れ下がるように描かれた伝統的な柄のコレクションです。
女性の体形を連想させ、自然と官能を称える美味で魅惑的なフルーツと、典型的なアーツ・アンド・クラフツやアール・ヌーボーのスタイルで配置され描かれています。

CITRONELLA PAISLEY(シトロネラ・ペイズリー)

柑橘系植物の果実、蔓、葉や質感などの特性を調べ、曲線を活かした酸味のあるペイズリー柄のメドレーをつくりあげました。
アーカイブ柄のツリー・オブ・ライフがもつ豊かさを取り入れた、リバティプリントの代名詞でもある伝統的で繊細な線遣いが発揮された柄です。

CROCHET LACE(クロッシェ・レース)

伝統的なクロッシェを真似て、職人ならではの感性と技によってつくられた繊細な花柄のコレクションです。

AFRICHAUT(アフリショート)

地球上の奇妙で素晴らしい果物を、楽しく豊かな表情で捉えたコレクションです。伝統的なアフリカのプリントにモダンなエッセンスを加えています。

BLUE SPECKLED HEN(ブルー・スペクルド・ヘン)

豪華な祝宴が終わるとすぐにそこから衰退が始まり、豊かで輝いていた果物や野菜は新たな美の形へと変遷していきます。
衰退を表す自然で美しい斑点が、大理石のような小さな渦巻き模様をつくり上げます。

OH SO SWEET(オー・ソー・スィート)

全ての甘いもの、スイーツに!ジェリー、パイナップルケーキ、スポンジケーキにチェリーやイチゴを高く盛ったお皿たちが主役です。
不思議な形や動きをするハチの巣、ご馳走には欠かせない自然の食材、せっせと働いて巣を作り上げる蜂たちが、この幸せな甘いテーマのヒントになりました。

SYNCHRONISED DINNER(シンクロナイズド・ディナー)

食べ物は生命の源です。
食べ物により私たちは生き、エネルギーで満たされています。今回の美味で、誘惑的で食欲をそそる食べ物で構成されたコレクションの最後を飾るグループのヒントとなったのが、このエネルギーでした。
デザイン・スタジオの一致協力のもと、スタジオを一日だけ祝宴会場に模様替えをしました。
果物や野菜、海鮮、花や緑を吟味し、スライスし、重ね合わせ、散りばめ、部屋中を埋め尽くしました。